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QBHouseと労働生産性

2016年11月24日

意味もなく高いだけのサービスを使う人間はいない!激安店に客が奪われるなら、自社サービスに付加価値を付ける努力をしよう。

上記記事を読んで思い出した。

一昔前に野田総理大臣がQBHouseで髪の毛を切っていることが報道されて、同じように批判されていた。曰く、デフレを助長しているとか、なんとか。

では、果たしてQBHouseのスタイリストさんはブラックで低賃金な環境で働かされているのだろうか?

(QBHouseをご存じない方に説明すると、QBHouseは、お家でもできるシャンプーや顔そりはやってくれない代わりに、カットのみに特化することで、たった1000円(税抜き)で散髪してくれる理髪店だ。)

ここでQBHouseの労働生産性を見てみよう。QBHouseはカットのみに特化することで、たった10分の短時間で客一人をさばく。そのため、1時間あたりの売上は6000円だ。

一方で、普通の理髪店はどうだろう。シャンプーや顔そりなんかもやるのでだいたい1時間、長い店で2時間程度かかることもある。料金は3000円〜4000円というところか。仮に短い方の1時間で終わったとしても、1時間あたりの売上は3000円になる。QBHouseの半分しかない。

さらに普通の理髪店は数名で一人のお客に対応することもあるし、お客がなくて暇な時間帯もよくある。一方でQBHouseは、これまでの私の経験上の話だが、いつも待ち行列ができていて、フル稼働している。

こうやって比較するとはたしてどちらがブラックで低賃金な環境だろうか。労働生産性が必ずしも労働環境とリンクしている訳ではないかもしれないが、明らかにQBHouseの方が有利なのは間違いないだろう。

日本のGDPは世界3位だが、一人あたりの労働生産性はOECD加盟34カ国中第21位だ。今の日本に必要なのは、QBHouseのようにイノベーションを起こして、少ない労力でよりよいサービスをより安く提供するビジネスモデルを、新たに生み出していくことなのだ。

だから、我々は消費者の立場として、意味もなく高いだけのサービスを利用することは、そのような旧来のビジネスモデルをいたずらに延命させるだけであり、新たなイノベーションを阻害してしまうことになってしまうので、極力避けなければいけない。

もちろん、ゆったり1時間理髪店で過ごしたい人は、そうすればいい。私は苦痛だからQBHouseに行く。

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From → 経済・社会

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