月別: 2011年3月

データセンターの自家発を使えば50万kWの電力が確保できる、かも?

今週に入って計画停電は平日でも実施されなくなり、徐々に落ち着きを取り戻してきた。しかし、問題は夏場のピークである。なんとかして電力を確保しなければ日本経済全体に大きな影響が出てしまう。

節電ももちろん大切なことだが、それによって経済が縮小するようでは元も子もない。なので、供給能力を増やすことも合わせて考えなければならない。今から夏までに新たな発電所を建設するのは無理だろうし、停止している原発を再稼働するのは世論が許さないだろう。となると、今ある発電機を有効活用するしかない。そこでふと思いついた。

普通データセンターは停電に備えて自家発電機を備えている。それを使えば、現在問題になっている夏場の電力不足を多少なりとも救えるかもしれないと考えて、少し計算してみた。

ミック経済研究所によれば、国内のデータセンターが2008年度に消費した電力は65億kWh、年間10%の伸びということなので、2010年度だと78.65億kWh。これを365日×24時間で割ると約90万kW。データセンターの3分の1が首都圏にあると仮定すると年平均して約30万kWの電力を使用しているということになる。

単純に365日×24時間で割っているが、実際にはデータセンターの消費電力は多くが空調に使われていると予想されるため、夏場はより多くの電力を使っているはず。また、データセンターの3分の1が首都圏にあるという仮定も実際にはもっと多いだろう。

そう考えると、50万kW程度は行くのではないか。これは福島第一原発の一号機とほぼ同じである。

というわけで、データセンター事業社様へ。計画停電の時間帯以外も自家発電機で電力を賄ってみてはいかがだろうか。計画停電の時間帯はどうせ自家発電機を動かす必要があるし、計画停電以外の時間帯は東電からの電力供給がバックアップ電源だと思えば何も変わらない。継続的な燃料の確保などの問題もあるかもしれないが、昼間だけでも実行されれば大きな社会貢献になるだろうと思う。

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福島第一原発を石棺に封印せよ

福島第一原発の事故はいよいよ深刻な状況に陥っている。炉心を冷却するために大量に注水した水が放射能に汚染されて外に漏れているのだ。この汚染された水を復水機やタンクに移そうとしているが、いずれすぐに満杯になるだろう。

注水を止めれば冷却できずにメルトダウンしてしまうし、注水を続ければ汚染水が出るというジレンマに陥っている。一つ一つ電源を復旧させ、本来の冷却機能を回復させる方針はもはや暗礁に乗り上げたと言わざるを得ない。

こうなってしまったら、もはや最後の手段を考えるしかない。小手先の対応をいくら続けてもまた新たな問題にぶち当たるだけだ。これまでの後手後手の状況を最終兵器で一気に打開せよ。例えば、チェルノブイリのように石棺に封印するのだ。

まず原子炉建屋の地下、または、すぐ隣に墓穴を掘る。地下の方が放射線がある程度遮蔽されて幾分作業がしやすくなるだろう。そこにコンクリートの石棺を作り、内側を防水加工する。今後何十年も、何百年も使うかもしれないし、海水も含まれているので腐食しないように作る必要があるだろう。

そして、建屋の基礎を爆破し、何もかもその中へぶちこむ。蓋をしてすぐにホウ酸を入れた真水で満たす。石棺の底と蓋に管をさし、水を循環させて熱を取り出す。それを永久に続ける。セシウムの半減期がおよそ30年だから、100年は必要だろう。

これは私が考えた一つの案だ。別にもっといい案があるのなら別の方法でも構わない。

私が言いたいことは、そろそろ根本的な解決策を考えるべきだということ。小手先の対応は、それはそれで必要だろうが、いつまでも泥沼から抜け出せない。起死回生の最終手段に訴えるべき時がきている。