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ホメオパシーに見る新聞の影響力

2010年9月11日

最近のホメオパシー関連の動きを見ていると、今だに新聞の影響力というのは非常に大きいのだなぁということを改めて感じる。これだけネットが普及してブログやTwitterなどがもてはやされているが、社会的な影響力という意味ではまだまだ新聞にはかなわないようだ。

今回ホメオパシーに光が当たった最初のきっかけは、K2シロップを与えないことで乳児が死亡したとして助産師に対して損害賠償請求の訴訟を起こしたことを読売新聞が報じたことだ(既に該当ページは削除されている)。これが今年2010年7月9日。その後しばらくして、8月11日に朝日新聞がホメオパシーに関する正確かつ公正で詳細な解説記事を掲載した。そこから流れが一気にホメオパシー反対に傾いて行ったように感じる。そして、8月24日に日本学術会議からホメオパシーに関する会長談話(PDF)が決定打を与えた。

ネット上ではK2シロップの訴訟後に日本助産師会が発表した声明(既に該当ページは削除されている)に対してすぐに厳しいツッコミが入っていた。というか、はてな界隈では以前から代替医療の問題点が指摘され、論争になっていた訳で、K2シロップの訴訟は特に真新しいものではなかったように思う。

そんなホメオパシーに毒されていた助産師会だったが、日本学術会議の談話を受けて、8月26日に声明を発表し、ホメオパシーを完全否定(PDF)した。

ここまでの流れを見ていくと、新聞に対する社会的影響力というものがいかに大きいのかというのがよくわかる。ネット上でいくらホメオパシーを批判しても、それは玉石混交な意見のひとつにしか捉えられず、「お前はオカルトだ」「いや、お前こそオカルトだ」という議論以上にならない。それが、新聞がひとたび報道するだけで、これだけの流れに変わるのだからすごい。

しかし、新聞記者自身もネットからいろいろな情報を得ているだろうから、まったくネットの影響力がない訳ではないだろう。ネット上での様々な議論が下地となって、今回の結果になったのだと思いたい。

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From → 経済・社会

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