Skip to content
Tags

,

LTEへの期待は遅延時間の改善

2010年8月20日

やはり本命はLTEだと思う。

iPhoneを使っていて遅いと感じるのはWebアプリケーションを使っている時だ。Googleのサービスはアプリでも提供されているが、多くはWebアプリケーションである。例えば、GMailはWebアプリケーションしか提供されておらず、Googleが提供するiPhoneアプリにはメール機能はない。(プッシュ通知されないGMail同期機能はある。または、裏技的だがExchangeで同期すればiPhoneのメールアプリでプッシュ通知+同期は可能)

Webアプリケーションが遅い原因は、モバイルデバイスのCPUが遅いことやネットワークの帯域が細いこともあるだろうが、私はネットワークの遅延時間が大きく影響しているように思う。なにせ3G(W-CDMA)で遅延時間は何も規定されておらず、1秒前後の遅延が常に発生している。

Webアプリケーションは遅いので、iPhoneでは多くのユーザーが「アプリ」という選択肢をとっている。結果、ユーザーはAppleが独占的に提供しているAppStoreでしかアプリケーションが手に入らない。もしこのあたりが改善されれば、現在のPCのようにブラウザ上で何でもできるクラウドの世界に移行できるようになる。

こちらのサイトではLTEとの比較ではないが、UQ WiMAX(WiMAX)とイーモバイル(W-CDMA)の遅延時間が比較されていて興味深い。

これによると、「遅延について言えば(現在の)UQ WiMAXは(現在の)イーモバイルに比べて10倍くらい良いネットワークと言えるでしょう。」とのことだ。W-CDMAの最新規格であるHSPA+をもってしてもである。(コメント欄も参照)LTEはWiMAXと同じOFDMAという方式を使っているので、遅延に関してそれほど差はないだろうと予想される。実際LTEは、接続遅延を100ms以下、伝送遅延を5ms以下と規定されている。

ところが、iPhoneを独占販売する我らがソフトバンクは、LTE導入に対する姿勢がはっきりしない。

docomoは今年の12月には正式にLTEサービスを開始する。一方でソフトバンクは電波の割り当てや周りの状況を見て判断するというスタンスで、最悪HSPA+でずっとひっぱる可能性もあるようだ。あり得ない。帯域だけがモバイルユーザーエクスペリエンスを決めるわけではないことがわかっていないのだろうか。

来年6月に出るであろう次世代のiPhone(iPhone 5?)はLTEに対応することはないだろう。近々cdma2000に対応したiPhoneをだそうとしているようだし、来年6月時点ではまだLTEはほとんどのキャリアで立ち上がったばかりだからだ。それに、Webアプリケーションの操作性を改善させることはアプリの優位性を失わせることにもなり、Appleにとってあまり嬉しくないことのようにも思われる。もし対応するとしたらその次になるか、または、遅延は解消しないが帯域は太くなるHSPA+だけに対応する方針も考えられる。iPhoneが経営の中心になっているソフトバンクはAppleが決めた方針に従うことになるだろう。

LTEが普及して、帯域が太くなり、遅延もなくなれば、GoogleがChrome OSで思い描くクラウド(Webアプリケーション)の世界が訪れることになるだろう。Googleはそれを見越して、10月にはChrome Web Storeを開始し、11月にはタブレット端末をリリースする。

関連リンク

広告

From → モバイル

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。